Nachmarz 期の演劇論
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ⅠDas Wort"Nachmarz",das eigentlich im Zusammenhang mit "Vormarz" als ein gesc hichtliches Epochenterminus nach der Marz-Revolution im Jahre 1848 verwendet zu werden anfing,ist besonders in den letzten Jahren auch im literarischen Genre zur Geltung gebracht worden.Wir haben in dem Band 37.des betreffenden Bulletins die Dramaturgie in der Epoche "Vormarz" ausfuhrlich erortert und ihre Eigenschaft so zusammengefaBt,daB das Hauptthema der Dramaturgie dieser Zeit die Aufstellung des idealistischen Weltbildes im Drama und das Austreten aus dem Idealismus sei.19世紀前半の所謂”Vormarz“の時代における演劇論の本質的側面が結局はヘーゲルの「美学講義」に体系化された理想主義的演劇論に求めることができることは,既に言及したところであるが,三月革命を転換点として起こってくる所謂”Nachmarz“期のヘーゲルの演劇観からの離脱の端的な例をヘッベルの『マリーア・マグダレーナ』とこの作品に付された演劇論的序文をドイツ市民劇の系譜の中で分析することによって指摘する。ヘッベルのこの作品こそヘーゲルの美学理論に基づいて執筆されていながら,その内実においてこれを裏切り,そのことによってそれまで持続的に存続し得た市民劇の系譜に終止符を打ち,新しい演劇観への転機をもたらしたからである。
- 大阪教育大学の論文
著者
関連論文
- "Vormarz"の演劇論
- 『クルツゲシヒテ』に関する考察(第I報)
- 表現と視点 : フランツ・カフカの場合
- 科学的思考と芸術の結びつき : アレクサンダー・フォン・フンボルトにおけr自然と人間
- ドイツにおけるトルコ人子弟の教育問題
- ルドルフ・シュタイナーの『神秘劇』について(I)
- Nachmarz 期の演劇論
- 『クルツゲシヒテ』に関する考察
- 『クルツゲシヒテ』に関する考察(第III報)
- 『クルツゲシヒテ』に関する考察(第2報)
- ゲオルク・ビューヒナーの短篇小説『レンツ』について
- ゲオルク・ビューヒナーの『ダントンの死』について