中枢神経障害理学療法の理論的構築 : 理学療法学の近未来に向けて(神経系理学療法分科会)
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概要
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中枢神経障害では1940年代後半から神経生理学的知見あるいは発達学的な理論を背景にした神経生理学的アプローチが台頭してきた。運動麻痺の改善を促通することを主目的にあげたことからファシリテーションテクニックとも呼ばれ, 多くの体系はSherringtonやMagnusら20世紀初期の生理学的実験モデルを基礎にして主要な概念を構築している。 系統発生的運動パターンに着目したTemple Fay(MD), 固有受容器の刺激による神経筋の促通を創案したHerman Kabat(MD)とMargaret Knott(PT), 神経発達学的側面から運動学習をとらえたKarel Bobath(MD)とBerta Bobath(PT), 感覚受容器への刺激と個体発生的運動パターンに着目したMargaret Rood(OT, PT), 脳卒中後の回復で共同運動の存在に着目したSigne Brunnstromらが1950年代初期のほぼ同時期に治療体系を発表し, 注目を浴びた。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 2005-02-20
著者
-
内山 靖
名古屋大学
-
吉尾 雅春
札幌医科大学保健医療学部理学療法学科
-
吉尾 雅春
千里リハビリテーション病院
-
内山 靖
群馬大学医学部保健学科理学療法学専攻
-
宮本 省三
高知医療学院理学療法学科
-
宮本 省三
高知医療学院
-
日下 隆一
兵庫県立柏原総合病院
-
日下 隆一
佛教大学
-
内山 靖
名古屋大学 医学部保健学科理学療法学専攻
-
内山 靖
群馬大学大学院医学系研究科臨床理学療法学
-
曾根 政富
順天堂東京江東高齢者医療センター
-
日下 隆一
兵庫県立柏原病院 リハビリテーション科
-
内山 靖
群馬大学医学部
-
日下 隆一
兵庫県立柏原病院
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