大豆用茎葉処理型除草剤S-3552の除草活性
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概要
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S-3552<lbbrk>N′-4-(4-methylphenethyloxy)phenyl-N-methoxy-N-methylurea<rbbrk>の除草効力および作物選択性について,温室,屋外および圃場条件下で検討した。本剤は土壌処理においては除草効力が低いが,茎葉処理においては特に広葉雑草に対して除草効力が高く,大豆との間に良好な選択性を示すことが判明した。茎葉処理における本剤の殺草スペクトラムは広く,従来の土壌処理型除草剤では防除が困難であった広葉雑草の多くを防除することができた。すなわち,大豆の複葉1〜2葉期に本剤を0.75〜1.5kg ai/ha施用することにより,オナモミ類(Xanthium spp.),アサガオ類(I pomoea spp.),ヨウシュチョウセンアサガオ(Datura staramonium),ブタクサ類(Ambrosia spp.),アメリカヅノクサネム(Sesbania exaltata),トウダイグサ類(Euphorbia spp.)等の米国あるいはブラジル大豆畑の問題雑草を,大豆にはほとんど薬害を出すことなく効果的に防除することができた。
- 日本雑草学会の論文
- 1981-09-10
著者
-
吉田 亮
Takarazuka Research Center Sumitomo Chemical Co. Ltd.
-
吉田 亮
住友化学工業株式会社宝塚総合研究所農業科学研究所
-
鴨下 克三
住友化学工業株式会社農業科学研究所
-
鴨下 克三
住友化学
-
鴨下 克三
住友化学工業(株)農業化学品研究所
-
武元 一樹
Takarazuka Research Center, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
-
炭田 精造
Takarazuka Research Center, Sumitomo Chemical Co., Ltd.
-
武元 一樹
住友化学工業株式会社農業事業部
-
里見 健男
住友化学工業株式会社農薬事業部
-
炭田 精造
住友化学工業株式会社農薬事業部
-
武元 一樹
Takarazuka Research Center Sumitomo Chemical Co. Ltd.
-
炭田 精造
Takarazuka Research Center Sumitomo Chemical Co. Ltd.
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