確率論的カタストロフィーモデルのパラメータ推定とモデルの妥当性について
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概要
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本研究では, 確率論的カタストロフィーモデルのパラメータ推定法について述べ, 実際のデータに最尤法によるパラメータ推定量とモーメント法によるパラメータ推定量を適用して両方法を比較・検討している.これらの推定量を用いて尤度比検定法, 情報量規準AICなどによってモデルの妥当性を検定・評価している.その結果, 最尤法によるモデルは尤度比検定で棄却されず, AICによる評価でも適切なモデルであることが示されている.このように, 最尤法によるパラメータ推定は有効な方法であり, この方法によってあいまいな男性/女性図に対する双安定知覚などのような不規則性が存在する不連続現象を十分に解析できることを示している.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1985-02-15
著者
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