生産設備診断用エキスパートシステムの概念構成
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概要
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生産設備が自動化されるにつれて, 生産における設備の故障の影響が重大になっている.これに応えるためにエキスパートシステムの概念が導入され, 種々の診断システムが開発されている.しかし, 従来の保全技術者の知識に基づいたシステムにはいくつかの限界があるので, 実用化されているとはいいがたい, 本研究では, まず, 従来の診断システムの問題点を明らかにし, 特に, 先端生産設備のような故障データを得がたい設備に対する故障診断にも適応できるように, 設計知識に基づいた診断システムの必要性について述べる.つぎに, 設備の構造と機能に存在する各要素間の因果関係を用いて設計知識を表現する方法を提案する, また, 設計における標準化を導入し, 構築された診断システムの拡張可能性を検討する.最後に, 以上で述べた概念による, 設計者の知識に基づいた診断システムの構成について述べる.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1993-08-15
著者
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