インドネシア (西ジャワ州) における狂犬病ワクチン接種犬の抗体保有状況
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概要
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インドネシアで使用されている狂犬病ワクチンが有効か否かを調べるために, ワクチン接種犬の中和抗体保有状況を調査した. 93例中46例 (49%) が4倍以上の中和抗体価を保有しており, その幾何平均値 (GM) は8.5であった. ワクチン接種後4ヶ月以上の犬では抗体保有率, GMとも低値となり, 免疫持続が悪いことがうかがわれ, 狂犬病の撲滅のためには, 年1回のワクチン接種では不十分と思われた.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1990-10-15
著者
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平山 紀夫
農林水産省動物医薬品検査
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平山 紀夫
動物医薬品検査所
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緒方 宗雄
国際協力事業団
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Raharjo Jusa
インドネシア動物医薬品検査所
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Aeny Rochman
インドネシア動物医薬品検査所
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榊 馨
日本ワクチン(株)
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