馬伝染性貧血ウイルス感染馬におけるウイルス性貧血
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概要
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馬伝染性貧血ウイルスを接種した5頭の馬についてウイルスと赤血球の結合,変性赤血球への補体の結合・活性化,その結果生ずる溶血またはマクロファージ等による捕食について調べた. 発熱,ウイルス血症を示したときの赤血球には,ウイルスが付着しており,モルモット補体存在下で37℃で接種前または潜伏期赤血球と比べて溶血しやすく,健康馬由来培養マクロファージによって捕食されやすかった.すべての例で初回発熱の後期及び下熱直後に赤血球数が減少したが,その時点では一部の例でゲル内沈降試験,HI試験,中和試験によって抗体が検出できなかった. 発熱とともに血清補体活性価は低下した.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1988-04-15
著者
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