負の摩擦力を考慮したくいの設計指針
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
建築研究所の提案する指針について解説した。1.ネガティブフリクションの検討を要する地区は, 地盤沈下を生ずる軟弱層の厚さが15m以上ある所とする。支持グイは他の工法と比較検討の上, 採用する。2.ネガティブフリクションの検討式を示した。(地盤支持力およびクイ応力度について)3.クイの支持力は, 正負の摩擦力および先端支持力を分離して測定可能な載荷試験によって求めるのを原則とする。4.クイの周辺摩擦力は中立点を境に正, 負の摩擦力に区分する。周辺摩擦力は砂地盤はN値によって, 粘土層は単軸圧縮強度または地表面からの深さによって定めることができる。群グイについては有効半径を持つ円筒を仮定してネガティブフリクションを低減する。5.先端支持力はN値または静的コーン貫入抵抗値から求めることができる。6.開端グイの有効先端断面積は支持層への根入深さの関係から求める。
- 1975-09-15
著者
関連論文
- 負の摩擦力を考慮したくいの設計指針
- 軟弱地盤と建築, 軟弱地盤に建つ建物の設計と施工
- 基礎工法の新しい動向 : 地盤安定工法
- 超高層建物を対象とした地盤調査
- 基礎施工管理技士試験について
- 場所打ちぐいおよび埋込みぐいの支持力
- MAJOR TYPES OF SOIL DEPOSITS IN URBAN AREAS IN JAPAN