緬羊の分娩時にみられる一過性徐脈について

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概要

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心電図用高性能計算機の発展にともない、心拍数がもつ周期性を指標として、自律神経機能を評価する研究が行われている。本研究では、通常の飼養管理下にあるサフォーク種雌緬羊を使用し、ラジオテレメーターを用いて無拘束状態で24時間の心電図を分娩3日前から分娩後3日目まで連続記録を行った。その結果、夜間の安静時平均心拍数は分娩3日前から分娩日まで115〜120拍/分の値を推移し、分娩後に減少した。また、娩出直前の約10分間には一過性徐脈が観察され、この徐脈は第1子出産時に最も顕著であった。娩出直前の一過性徐脈の出現は、分娩時の臨床診断や娩出の指標となりうると思われた。日本家畜管理学会誌、35(1) : 19-22、1999 1998年10月21日受付1999年1月16日受理
日本家畜管理学会の論文
1999-07-21

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