モデル水田におけるホテイアオイ(Eichhornia crassipes(Mart.)Solms)の生育と窒素吸収に及ぼす施肥濃度の影響
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概要
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ホテイアオイを畜産廃水等を用いて年々増加している休耕田で栽培し,廃水の浄化と共に収穫したホテイアオイを家畜の飼料等として利用し,休耕田を荒廃から防止することを本研究の最終目的とした。閉鎖水系のモデル水田で施肥栽培し,NH_4-N濃度と増殖度およびN吸収量の関係を調べた。その結果,NH_4-N40ppm区においてホテイアオイの株数と乾物車は最高値を示し,80ppm区以上で減少した。N含有量はNH_4-N濃度の増加に伴って増加したが,N吸収量はNH_4-N濃度80ppm区で最高値を示し,100ppm区では減少した。ホテイアオイは増殖し根が土壌に活着した後では,水中のNと同様に土壌中のNも吸収したが,土壌からのN吸収量はNH_4-N濃度の増加に伴って減少した。
- 日本草地学会の論文
- 1999-07-31
著者
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