草地における展望施設の配置計画決定支援システムの開発 : 2. 遠景の取め込みとウォークスルー画像を加えたサブシステムの統合
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概要
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本研究では, 遠景要素の取り込みとウォークスルー画像作成のサブシステムを作成し, これらを統合することにより, 展望施設の配置計画決定支援システムを構築した。 このシステムでは, まず計画対象地域からの可視遠景領域が表示される。次に, 指定した遠景が見え, 中・近景に多くの草地が眺望できる複数の地点が抽出される。この中から1点を選択すると, そこからの可視草地領域, 模擬景観が表示され, 候補地の妥当性を確認・検討できる。 また, 景観シミュレータを改良することにより, ウォークスルー画像作成システムを開発した。このシステムでは, 移動経路を指定すると, 景観の移り変わりを示す動画像が作成されるため, 牧場内周回道路の経路決定の際に, 連続した景観変化を検討できる。 以上2つのシステムを用いることにより, 展望施設及び周回道路の配置計画の際の事前評価が可能となった。
- 日本草地学会の論文
- 1998-07-31
著者
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