急性期くも膜下出血術中の頸静脈球酸素飽和度
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概要
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急性期くも膜下出血(SAH)の適切な術中管理を確立することを目的とし, 42症例において頸静脈球酸素飽和度(SjO_2)をモニターした.また, 9例においてSwan-Ganzカテーテルにより全身循環動態を検討した.手術開始前のSjO_2は54.4±8.2%(mean±SD)と低値であった.一方, 心拍出係数は3.5L/min/m^2と正常範囲であった.術前のSjO_2低値は血管反応性の障害により, わずかな循環変動が脳循環に影響したものと考えられた.急性期くも膜下出血の手術に際しては, 全身的な循環変動が脳循環に影響しやすいことを念頭においた術中管理が必要であると考えられた.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1998-11-20
著者
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