ガンマナイフによる脳動静脈奇形の初期効果について

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概要

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1991年5目〜1992年11月末までに,ガンマナイフ手術により治療し,12〜18ヵ月間の追跡調査ができた脳動静脈奇形患者は60例であった.このうち37例において脳血管撮影が施行され,完全閉塞15例,不完全閉塞14例を得た.nidusの体積別に閉塞率を比較すると,体積が小さいものほど閉塞しやすいと考えられた.また,年齢別にみると,小児AVMは成人に比べ閉塞しやすいと思われた.また,この期間中にMRIを追跡し得たのは27例あり,このうち8例にnidus周囲に浮腫を認めた.浮腫を認めた2例において,片麻痺の軽度悪化を認めた.まだ平均1年たらずの短期間の追跡調査であるが,脳動静脈奇形のガンマナイフ治療は,たいへん期待できる治療法と考えられる.
日本脳神経外科コングレスの論文
1994-01-20

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