しりとり負荷fMRIによる言語優位半球の同定 : 脳神経外科手術における有用性
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概要
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臨床機能を用いてしりとり負荷によるfMRIを行い, 非侵襲的に言語優位半球を同定した.対象は開頭術を行った32例で, うち29例に言語優位半球を決定できた.信号は健常者と同様に言語優位半球の下前頭回, 前頭前野, 運動前野, 頭頂葉にみられた.本法は利き手から言語優位半球を推定する方法や, 頚動脈アミタール注入法に比べて優れた特徴をもつ.脳神経外科の症例において言語優位半球を把握することは, pterional approachにおける静脈の温存の判断, 側脳室三角部病変に対するアプローチの選択, 側頭葉頭頂葉脳動静脈奇形に対する治療法の決定, 無症候性病変に対する手術前後の神経高次機能の評価等において有用である.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2001-03-20
著者
-
河瀬 斌
慶應義塾大学脳神経外科
-
河瀬 斌
慶應義塾大学医学部脳神経外科
-
河瀬 斌
慶応義塾大学脳神経外科
-
小林 正人
慶応義塾大学医学部 脳神経外科
-
小野塚 聡
慶応義塾大学 神経内科
-
小野塚 聡
慶応義塾大学 医学部 脳神経外科
-
小野塚 聰
慶応義塾大学 医学部脳神経外科
-
小林 正人
美原記念病院 脳神経外科
-
高山 秀一
美原記念病院脳神経外科
-
杉下 守弘
東京大学大学院医学研究科脳神経医学専攻認知・言語医学
-
河瀬 斌
さいたま市立病院 脳神経外科
-
河瀬 斌
慶応義塾大学 医学部 眼科学 教室
-
高山 秀一
美原記念病院 脳神経外科
-
河瀬 斌
Department Of Neurosurgery School Of Medicine Keio University
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