Subtemporal approach : 注意すべき静脈灌流路と局所解剖を中心に(III 手術アプローチの選択とピットフォール-第24回微小脳神経外科解剖セミナーより-,微小脳神経外科解剖)

元データ 2011-10-20

概要

Subtemporal approachは側頭葉内側の頭蓋底病変や脳底動脈の動脈瘤などに対する到達法でさまざまなvariationがあるが,側頭葉は前方で中頭蓋窩に深く陥入しているため,脳ベラの圧排による脳損傷や側頭葉を灌流する静脈群の損傷を回避する工夫が必要である.側頭葉の圧排損傷を軽減する方法として,テント上病変に対しては,頬骨弓の切離と中頭蓋底に沿った開頭,テント下病変に対しては錐体削除が必要である.Labbe静脈などの架橋静脈損傷を防ぐためには,硬膜外アプローチが有用であるが,経錐体法では,上錐体静脈洞および小脳テントを切開するため,superficial sylvian veinの灌流路(特にsphenobasal veinおよびsphenopetrosal vein)を術前にチェックしておく必要がある.本稿では,錐体斜台部病変に対するanterior transpetrosal approachによる治療の実際を中心に,手術に必要な中頭蓋窩の局所解剖,注意すべき静脈のvariationなどについて概説する.

著者

吉田 一成 慶應義塾大学医学部脳神経外科
河瀬 斌 慶應義塾大学脳神経外科
河瀬 斌 慶應義塾大学医学部外科学教室脳神経外科
河瀬 斌 慶應義塾大学医学部脳神経外科
戸田 正博 慶應義塾大学医学部脳神経外科
河瀬 斌 さいたま市立病院 脳神経外科
戸田 正博 慶應義塾大学医学部外科
河瀬 斌 Department Of Neurosurgery School Of Medicine Keio University
田 一成 慶應義塾大学医学部脳神経外科
河瀬 斌 慶應義塾大学
吉田 一成 慶應義塾大学医学部 脳神経外科

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