塞栓術, radiosurgery後に出血をきたした脳動静脈奇形の1例
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概要
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症例は42歳, 男性で, 痙攣発作で発症した最大径5.4cmの左側頭葉脳動静脈奇形である.まず可能なかぎり縮小させる目的で, 血管内塞栓術を施行した.塞栓術後, 神経学的異常所見の出現はなかった.また, この時nidus内の動脈瘤が明らかになったが, この時点での塞栓は不可能であった.2週間後, drainerの閉塞変化も認めたが, 治療の選択肢として最大径2.7cmに縮小したnidusにradiosurgeryを施行したが, 患者は5ヵ月後, 脳出血のより死亡した.drainerの閉塞変化やnidus内動脈瘤の存在などの出血の危険因子をもつ脳動静脈奇形に対しては, ただちに効果のある外科的摘出手術を選択した方がよいと考えられた.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2000-12-20
著者
-
河瀬 斌
慶應義塾大学脳神経外科
-
河瀬 斌
慶應義塾大学医学部脳神経外科
-
河瀬 斌
慶応義塾大学脳神経外科
-
大平 貴之
慶應義塾大学脳神経外科
-
大平 貴之
慶応義塾大学医学部 脳神経外科
-
小野塚 聡
慶応義塾大学 神経内科
-
小野塚 聡
慶応義塾大学 医学部 脳神経外科
-
小野塚 聰
慶応義塾大学 医学部脳神経外科
-
赤路 和則
美原記念病院 脳神経外科
-
河瀬 斌
さいたま市立病院 脳神経外科
-
河瀬 斌
慶応義塾大学 医学部 眼科学 教室
-
大平 貴之
慶應義塾大学医学部 脳神経外科
-
大平 貴之
慶応義塾大学 放射線
-
河瀬 斌
Department Of Neurosurgery School Of Medicine Keio University
-
赤路 和則
慶応義塾大学医学部脳神経外科
-
片山 正輝
慶応義塾大学医学部脳神経外科
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