企業組織におけるコミュニケーション・メディアの選択に関する研究 (<特集>「メディアと人間」特集について)

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概要

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今日の企業では, 伝統的な電話, FAX, メモ, 手紙, 対面ミーティングに加えて, 電子メール, 電子掲示板, ボイスメール等のコンピュータを介したメディアの利用が広がりつつある. このようななか, 人々のコミュニケーション・メディアの選択を正しく理解することは, コミュニケーションを目的とした情報システムの設計・導入にとって重要な問題である. そこで, 本研究ではメディア選択を説明するための適切な複数の次元を明確にするために, 180人から得られたアンケート・データに対して数量化理論III類によって分析を行った. その結果, メディアの選択には,「内容の複雑さに関する軸」,「対人数に関する軸」,「同期性に関する軸」といった複数の軸が存在することが明らかにされ, さらに, これらの結果に基づき, メディア選択の新しいフレームワークが提案された.
日本情報経営学会の論文
1999-04-12

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