対面型GSS会議におけるメンバー間の親しみ及びメンバーの性格が口頭対話に与える影響(グループウェアメディア,メディアコミュニケーション科学)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では、対面型GSS(Group Support Systems)会議における、メンバー間の「親しみ」と外向/内向といった「向性」が、どのように口頭対話やGSS会議に影響を与えるのかについて検討する。口頭対話やGSSを介しての発言が、「親しみ」や「向性」と「会議満足」や「集団凝集性」との関係を仲介する、との因果モデルを設定し、パス解析を用いて分析した。実際に8つの対面型GSS会議が観察され、調査票を用いて参加者59人から有効な回答が得られ、それをデータとした。分析の結果、口頭対話やGSS発言は上記のモデルで仲介の役割を果たしていないことが明らかにされた。このことから、GSS会議においては、他者との親しみや向性といった個人属性は口頭対話と関係が弱く、会議の運用といった変数が口頭対話を促していると考えられる。
- 2003-05-22
著者
関連論文
- 企業組織におけるソーシャル・キャピタルと知識創造プロセスとの関係
- ナレッジ・マネジメントとソーシャル・キャピタル(小川英次先生退職記念号)
- ペンネーム及び実名電子掲示板における信頼形成に関する実験研究
- 企業組織におけるコミュニケーション・メディアの選択に関する研究 (「メディアと人間」特集について)
- 高度な情報システムにおける対人接触の影響に関する実証的研究
- 高度情報システムにおけるモラールについて
- 対面型GSS会議におけるメンバー間の親しみ及びメンバーの性格が口頭対話に与える影響(グループウェアメディア,メディアコミュニケーション科学)
- 電子コミュニケーション環境における信頼とその周辺概念
- バーチャル環境における能力・人格・信頼が情報獲得・提供に与える影響(「情報技術の人間的側面」)
- 中小企業の情報化と社内および社外人材の活用に関する実証研究
- 電子コミュニケーション環境における信頼形成(e-社会 : トレーサビリティ,セキュリティー,プライバシー)
- 経営学部カリキュラムに関するアンケート調査報告
- 電子コミュニケーションシステムの利用と人間、職務、組織との関係に関する探索的研究
- 企業従業員による電子コミュニケーションシステムの利用実態に関する研究(三戸公先生退職記念号)
- コンピュータと親しみやすい友人とのイメージにおける比較
- 電子的コミュニケーションシステム環境と職務との関係に関する調査研究
- パーソナリティ認知尺度を用いたコンピュータの評価
- パーソナリティ認知尺度を用いたコンピュータと人間との比較に関する研究
- 電子掲示板における信頼,個人特性,参加者特性,制度特性が情報共有・伝播に与える影響
- 患者の口コミに関する構造的分析に向けて