プラズマディスプレイ用蛍光体の焼成劣化
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概要
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プラズマディスプレイパネル(PDP)では, 蛍光体の焼成工程での輝度劣化が問題視されている。本報告では, PDP蛍光体のプロセス劣化に着目し, 焼成時の各蛍光体での劣化度合い及び劣化要因について検討した。特に, BaMgAl_<10>O_<17>:Eu青蛍光体は, 赤, 緑のPDP蛍光体に比べ, 顕著な輝度低下を生じる。この青蛍光体のペースト焼成では, 主に蛍光体結晶の励起効率の顕著な低下が生じていることが明かとなった。さらに, この蛍光体中に新たな深いトラップ準位が形成されていることが確認された。青蛍光体のペースト焼成劣化は, 蛍光体結晶の劣化が主因であると考えられる。
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 2000-01-27
著者
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椎木 正敏
日立研究所
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椎木 正敏
(株)日立製作所日立研究所
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岡崎 暢一郎
富士通日立プラズマディスプレイ(株)
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鈴木 輝喜
(株)日立製作所日立研究所
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岩永 昭一
富士通日立プラズマディスプレイ(株)
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古川 正
富士通日立プラズマディスプレイ(株)
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