プリミティブの直和及び差演算のCSGを出力する三面図解釈の一手法 : 画面理解および一般 : 画像処理・コンピュータビジョン

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
三面図解釈の研究はすでに数多く報告されているが、最終的に出力されるソリッドモデルはB-reps表現に限定される方法がほとんどを占める。しかし、CADの入力手段としての応用を考えると、寸法の修正が容易でかつ突起や穴などの幾何学的な特徴を陽に保持するCSG表現が必要になることが多い。CSGからB-repsへの変換は容易であるが、その逆は困難である。このような認識の下に、本研究では、6種類のプリミティブの直和及び差演算で表現される形状をもつ部品の三面図を対象とし、それらの正しいCSG treeを生成することを保証する一連のアルゴリズムの開発を行った。その概要は、各面図に現れる稜線ループに着目し、意味のあるプリミティブ分割を一定の規則の下にすべて解として抽出し、それらの包含関係を調べて体積素の正負を判定し、CSG treeを生成するものである。実験の結果、本アルゴリズムが正しく動作することが確かめられた。
1993-07-16

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク