手の脳内表象(「手」及びヒューマン情報処理一般)
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概要
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メンタルローテーション課題でいろいろな角度からみた手を刺激図形として用い, 右手か左手かを判断する課題では, イメージ上の身体運動(motor imagery)が生じることが多くの研究で行動的・神経科学的データによって確かめられてきた.この課題を6歳から10歳までの子どもに実施したところ, 幼い子どもほどイメージが身体運動に強く束縛されていることが示唆された.この課題を, 左右反転めがね長期着用中の被験者に実施したところ, 触運動的な右手が視野において反転して見える生活で視覚-運動経験が蓄積され, 手の新しい記憶表象が形成されること, そしてそれは視空間定位の基準枠組となることが示唆された.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-10-13
著者
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