カメムシ科の産卵様式による卵塊サイズの変異
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概要
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カメムシ科(Pentatomidae)のカメムシはその卵塊サイズと産卵間隔から, (1) 小卵塊を短い間隔で産むナガメ型(2) 大型卵塊を比較的長い間隔で産むミナミアオカメ型, (3) E. servusやヘリカメムシ科のホオズキカメムシにみられるように卵塊サイズ, 産卵間隔とも変異が大きくその頻度分布がほぼ正規分布に近い中間型に区別できる.(1) では幼虫は成虫羽化まで集合性を保つ傾向があるが, (2) では初期集合, 後期分散の生活様式をとる.カメムシの産卵様式は中間型から(1), (2)の型に分化したと考えられるが, これに関連して中間型の卵塊からの幼虫の生活様式は興味ある問題である.
- 日本昆虫学会の論文
- 1965-12-31
著者
-
桐谷 圭治
高知農技研
-
法橋 信彦
農環研
-
桐谷 圭治
Asso Research Station, Wakayama Agric. Expt. Sta.
-
法橋 信彦
Asso Research Station, Wakayama Agric. Expt. Sta.
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