4. 静脈のバイオメトリクスセキュリティ(<小特集>バイオメトリクスセキュリティ)
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概要
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本稿では, 他人に盗まれにくい体内情報である静脈の血管パターンを用いた静脈認証技術とその応用について述べる.静脈認証では, 手のひら, 甲, 指に近赤外線を照射し, 静脈の血管パターンを読み取る.認証部位のうち, 手のひらは, 富士通が完全非接触認証技術として製品化し, 信頼性を重視する金融機関の本人認証に, バイオメトリクス認証技術の中で最も初めに採用され, そのほかに, 入退室管理などの様々な応用に利用されている.国際展開でもアジアでいち早く実用化した実績を背景に, 日本・韓国が中心となって国際標準化も進められている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-01-01
著者
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