115. ライナック小照射野の照射線量評価(第二報)(治療-4 ラジオサージェリー線量評価)

概要

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線量の測定は、JARP形線量計があくまでも基本になる。そこで、Volumeによる制限を克服するために、距離をとって測定を行なおうとする試みや、フィルム法やIPによって二次的に線量を求めようという試みもあるが、距離の制限やフィルム・IPの特性などからうまく定量できるような方向付けはなされていないのが現状といえる。今回使用した、P形Si半導体検出器は、JARP形と遜色のない数値を示し、検出面積も極小であることから、JARP形線量計の代用として十分使用に耐えられるのではないかと考えている。結果より、小照射野のTPRはJARP形線量計によるTPR表の外挿法で求めて差し支えないと考える。また、可動絞りから独立したビームブロックを用いる場合、可動絞りの開度はできるだけ大きくとった方が、線量分布の平坦度、シャープ性の向上のために有効である。その際、field factorは、コリメートが特殊なため、測定・評価が必要となる。
1993-02-01