176. 当施設における乳房温存照射について(治療-照射法・付属器具)
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概要
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最近、乳房接線照射が行われた患者の肋骨骨折の報告や、放射線に起因する肺炎に対する危惧が見受けられるが、当施設においては、照射終了後の経過観察80例中5例に、骨シンチグラム上に集積が見られた程度であり、あとは異常なく良好な結果である。当施設における温存療法照射の患者は、照射野内に含まれる肺の厚さを2cm以内を目標としているため、基本的に外来通院による治療が可能である。このことと、位置付けに要する時間の短縮化により患者が任意の時刻に来院した場合にも容易に対応が可能である。今後症例を重ね、医師サイドと技師サイドにおける検討を充実させ、その結果が良好に反映されるようにしていきたい。
- 公益社団法人日本放射線技術学会の論文
- 1994-02-01
著者
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武井 宏行
群馬大学医学部附属病院放射線部
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宮澤 康志
国立大学法人群馬大学医学部附属病院
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宮澤 康志
群馬大学医学部附属病院放射線部
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小山 一郎
群馬大学医学部附属病院放射線部
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宮澤 康志
群馬大学医・附属病院・放射線部
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宮澤 康志
群馬大医・附・放射線部
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