文字行の局所的な配置方向検出のための一手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本語の文書では定ピッチの文字が用いられることが多く,文字の空間的な配置の情報だけでは文字の正しい並びの方向の判定が困難な場合がある.このため,言語処理などを利用した方向判定処理を行うことを考え,文字行抽出の段階において両方向の文字の並びを仮説として残しておく必要がある.しかし,プロポーショナル印刷による英文の文章領域に対しては,両方向の並びを考慮することは処理の無駄である.文書認識装置の一連の処理において,なるべく早い段階で文字行の方向の目安を得ておくことが望まれる.本研究では,文字行や文章領域の抽出に先立って用いることを前提として,主に処理の効率化のために,文書画像上の局所領域において文字行の方向(1方向か2方向か)を検出する手法を考案し,その評価を行った.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-05
著者
関連論文
- BS-8-9 VPNを利用したスケーラブルな無線LANローミングシステム(BS-8. セキュア、スケーラブルでサステイナブルなキャンパス情報システム,シンポジウムセッション)
- BS-8-4 セキュアかつスケーラブルなキャンパスネットワークローミング方式の検討(BS-8. セキュア、スケーラブルでサステイナブルなキャンパス情報システム,シンポジウムセッション)
- 管理情報の分散化と自律的協調による動的負荷分散システム(セッション5:P2P)
- 複数文字認識エンジンの統合のための重み付き投票法(一般セッション, 音声による環境認識(チュートリアル講演))
- アクティブカメラを用いた環境中の文字の効率的探索法
- B-16-6 リモートのMACアドレスの取得によるピアの識別(B-16. インターネットアーキテクチャ, 通信2)
- シーン中の文字領域検出における周波数特徴の分析と比較(一般セッション(1))(ユビキタスコンピューティングのためのパターン認識・メディア理解,一般)
- 廉価なスイッチとSecure Shellを利用した安全な情報コンセントの構成方法
- 21世紀に向けて文字・文書メディアの認識・理解の夢と課題
- 様々な画像に適用できる文字パターン抽出手法について : サーベイおよび一構成例
- 局所多値しきい値処理による濃淡文書画像からの文字パターンの抽出
- D-12-12 微小文字パタン抽出のための多値しきい値処理の改良と後処理
- 文書画像のラベル付け法と文字抽出法
- 文字行の局所的な直線性を利用した任意方向文字行抽出法
- ハフ変換におけるパラメータの効率的なサンプリング間隔
- 文書中の非方形文章ブロックの抽出のためのアルゴリズム
- 文字行候補からの文章ブロック生成アルゴリズム
- 雑音レベルの整形による効率的なハフ変換の構成
- 類似文字行の結合による文章ブロックの抽出
- 文書画像中のけい線・フィールドセパレータの抽出のための一手法
- 文字行の局所的な配置方向検出のための一手法
- 文字行の局所的な直線性を利用した頑健・高速な文字行抽出法
- Hough変換を用いた文書画像中の点線・飾り線の抽出
- 文書画像からの頑健・高速な文字行抽出法
- クラスター学習による方位選択性地図の自己組織化
- クラスター学習による方位選択性地図の自己組織化
- 動作位置の変化に頑健なジェスチャ認識
- 1L-6 動作位置の違いに頑健なジェスチャ認識
- D-12-83 ジェスチャー認識のための単調連続2次元ワープ法を用いた移動量検出
- 文字特徴領域の重なり検出法
- 文字認識の高速化に関する一方法
- FPNモデルによるファジィ回帰分析
- 自己組織化が可能な学習型ファジィ制御器
- 動作位置の変化に頑健なジェスチャ認識 (特集テーマ・顔・表情・ジェスチャの認識・合成) -- (人物追跡・ジェスチャ)
- RCEモデルに基づくネットワークを用いたファジィ回帰分析