有明海における潮汐・潮流減少の原因について
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概要
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近年有明海では,M_2潮汐振幅の変化が注目を集めている。しかし,その原因については未だ一致した見解に達していない。本稿では,有明海周辺の検潮所における観測値,移動境界を有する3次元数値モデルの双方で,1981年〜2001年の有明海におけるM_2潮汐振幅減少の原因について調べた。観測値と計算値の解析による一致した結果として,大浦での減少量5.2cmに対する諌早湾干拓事業の影響は約25%であることが判明した。また,有明海内のM_2潮汐振幅は外海のM_2潮汐振幅減少の影響でリニアに減少したのに対して,干拓事業の影響でM_2潮汐振幅は,大浦では減少,三角では変化なし,口之津では増大したことが明らかになった。
- 2004-07-05
著者
-
経塚 雄策
九州大学大学院総合理工学研究科
-
藤原 考道
九州大学大学院総合理工学府
-
濱田 孝治
九州大学大学院総合理工学研究院
-
経塚 雄策
九州大学大学院総合理工学研究院
-
経塚 雄策
(現)九州大学応力研:防衛大学校
-
濱田 孝治
佐賀大学有明海総合研究プロジェクト
-
濱田 孝治
九大
-
濱田 孝治
佐賀大
-
藤原 考道
九州大学大学院総合理工学府:(現)三菱重工業株式会社長崎造船所
-
濱田 孝治
佐賀大学 低平地沿岸海域研究センター
-
経塚 雄策
九州大学大学院総合理工学府研究院
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