STWQアルゴリズムに基づいたエコーキャンセラのDSP実現
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概要
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一部の衛星通信システムでは、端末で生じたエコーを消去するエコーキャンセラ(以下、EC)を基地局に置くことがある。この場合、エコーパスのインパルス応答は、長い遅延と短い応答波形部から構成される。このため、FIR適応フィルタを使用する場合、遅延線全体に係数を置く必要はない。この点に着目して、川村らは、応答波形部のみに係数を割り当てる"Scrub Taps Waiting in a Queue (STWQ)"アルゴリズムを提案したが、ハードウェア実現は報告されていない。本稿では、STWQアルゴリズムに基づいたECのDSPを用いた実現について報告する。
- 1995-09-05
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