参照入力信号パワーと雑音パワーに基づく可変ステップアルゴリズムにおける雑音パワー推定に関する一検討
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概要
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ハンズフリー通話の際に、快適な会話を妨げる音響エコーを除去するために、音響エコーキャンセラが広く用いられている。音響エコーキャンセラにおいては、雑音やダブルトークによる性能低下が問題となっている。雑音に強い適応フイルタのアルゴリズムとして、我々は、参照入力信号パワーと雑音パワーに基づく可変ステップアルゴリズムを提案してきた。しかし、収束の初期において、雑音パワーの推定値が残留エコーバワーを含むため、ステップサイズが小さくなり、収束速度が低下するという問題があった。本稿では、 新しい雑音パワー推定法を提案し、初期収束速度を改善できることを示す。
- 1995-09-05
著者
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