マルチチャネルエコーキャンセラ : 技術的課題と解決への挑戦
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
マルチチャネルエコーキャンセラに関する抜術的課題とその解決法について解説する.まず, マルチチャネルキャンセラにおける最大の問題である係数不定性について説明する。これは, エコーを消去することのできる係数ペクトルが多数あり, 通応フィルタ係数が同定対象である音響空間伝達関数に収束しないことを意味する.係数収束値は, 遠端側の音響空間特性によって定まるので, エコーを発生する近端側音響空間特性に全く変化がなくても, 例えば遠端話者の移動によって, 工コー消去特性が劣化する.この間題に対するいくつかの解決法を中心に, 最近の研究動向を紹介する.
- 1998-03-25
著者
関連論文
- マルチチャネルエコーキャンセラ : 技術的課題と解決への挑戦
- 耐雑音エコーキャンセラのV830RISCプロセッサによる実現とカーナビゲーションシステムへの統合
- タップ位置可変適応フィルタに適した高速収束アルゴリズムのDSP実現
- 衛星回線シミュレータを用いたタップ位置可変適応フィルタの性能評価
- 参照入力信号パワーと雑音パワーに基づく可変ステップアルゴリズムにおける雑音パワー推定に関する一検討
- STWQアルゴリズムに基づいたエコーキャンセラのDSP実現
- 参照信号パワーと雑音パワーに基づく可変ステップサイズ確率勾配アルゴリズム
- 参照入力信号パワーと雑音パワーに基づく可変ステップアルゴリズムのDSP実現と性能評価
- 等分割マルチバンドQMF係数を用いた不等分割マルチバンドQMFの設計法
- A NEW IMPLEMENTATION OF THE SILICON AUDIO PLAYER BASED ON AN MPEG/AUDIO DECODER LSI
- A-115 参照信号パワーと雑音パワーに基づく可変ステップサイズ確率勾配アルゴリズム(A-4. ディジタル信号処理,一般講演)
- 2-1符号化技術(2.信号処理技術)(最近のサウンド技術)
- AT-2-3 位相乱数化と振幅補償を用いたカメラ向け機械雑音抑圧法(AT-2.ディジタルカメラのための信号処理技術,チュートリアルセッション,ソサイエティ企画)
- A-4-15 目的音保護と位相乱数化に基づいた携帯電話向け合焦音抑圧法(A-4.信号処理,一般セッション)
- A-4-7 タブレット端末向けタップ音抑圧法(A-4.信号処理)