マイクロフォンアレイ用の新しい自己較正法(信号処理, 符号化とそれらを用いた知的マルチメディアシステム, 一般)

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概要

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マイクロフォンアレイ用の新しい自己較正法を提案する。各チャネルの信号を、該チャネル信号の時間平均パワーとその全チャネル間平均から求めた利得で補正する。すなわち、各チャネルの正規化信号を全チャネル間平均信号で較正することになる。提案法は、固定ビームフォーマ出力に影響を与えずに、各チャネル信号の利得を等化できる。チャネル間利得を一致させることによって指向性の歪みを低減し、マイクロフォンアレイにおける目標信号の部分消去を回避する。擬似環境における評価により、最大90度までの妨害信号到来方向に対して、最大3.1dBの利得差を解消できることを示す。固定ブロッキング行列を通じた目標信号漏洩が改善されることも、実例によって示す。また、実環境評価結果を用いて、妨害信号到来方向30度〜90度、信号対妨害比0dBと10dBに対して、提案法が1.26dBの利得差を最大80%削減できることを示す。
2005-09-09

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