特定用途向けVLIW型プロセッサの命令コード圧縮手法
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概要
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VLIW型のプロセッサでは, 命令を格納するメモリ量が多くなるという問題点がある. 本稿では, 特定用途向けのVLIW型プロセッサを対象とする命令メモリ量削減の一手法を提案する. 本手法は図1に示すように, 命令語を符号化して格納し, デコーダを介してプロセッサに供給するという手法に基づく. プログラムに現れる命令の種類数をMとすると, 一命令をlogMビットで符号化すれば命令メモリ量は最小にできるが, デコードに必要なハードウェア量や遅延が無視できない程大きくなることがある. この問題は命令語をフィールドに分割し, フィールド毎に符号化を行うことにより解決できる. 本稿の圧縮手法は, 命令メモリ量とデコードに必要なハードウェア量の和を目的コストとし, 与えられた特定のプログラムに対して超すとができるだけ小さくなるような命令語のフィールド分割を自動的に求めるというものであり, ハードウェア量や消費電力の削減の他, 命令セット設計の支援/自動化への応用を目指すものである.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-13
著者
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