マルチシンボルチャープ変換を用いたグループ復調器用クロック位相推定回路

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概要

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PHS等のシステムにおける基地局装置の小型・低消費電力化のためにグループ復調器は有効な手段である.文献[1]で提案したマルチシンボルチャーブ変換(MSCFT)型グループ復調器は,PHS等で扱う帯域制限されかつビット周期のとれていない高速変調信号を劣化なく復調できる特長を持つ.しかし,その実現のためにはチャープ信号の掃引タイミングとクロックタイミングのオフセットを各チャネル毎に検出する必要があった.従来提案されているチャープ変換型グループ復調器用のクロック位相推定回路は,PHSで扱うバースト信号のプリアンブル部においてはクロック位相推定が困難である.また,ゼロクロス法等の2サンプルシンボル以上のサンプリングを必要とする方式をMSCFT型グループ復調器に適用しようとすると回路規模が大きくなる問題がある.本報告ではチャープ変換を用いたグループ復調器に適した回路規模の小さいクロック位相推定回路を提案する.
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-09-26

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