アファイン・3次元・モンドリアン・パタンにおける不可能物体像

概要

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絵画的パタンには、現像に忠実な写実的パタンと、似顔絵的なものの延長にある、抽象画的パタンがある。我々は絵画パタンを線路として考えている。線路には、実線路と特性パタン線路がある。2DMP(2次元のモンドリアンバタン:普通のモンドリアンの画例のような)は、抵抗平面回路網のそれ自体としての、実線路としての回路網と、機能特性(直流/電圧)パタンと重なっている。この2DMPでも、規模が、ある程度以上になると、手に負えなくなって、感性的カオティックの領域に入る。今回のに関する3DMPは、基礎系として、立方体を積み木的に接続して行く系を取っていて、且つその射影パタン系は、遠近法的を避け、平行性を保った変換系である、アファイン・パタン系に限って考えることにする。今回はエッシャー的変換系への展開の関連から不可能物体を、この基礎的なアファイン・3次元モンドリアンパタンの立場から考えて見た。そのパタンの規模と感性対応(能力)の問題を、インシデンス・マトリックス系の、点線系からの一般化への過程として考えて行く。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-09-26