ビデオソフトにおけるカット継続時間の統計的分析(II)
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概要
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マルチメディアシステムの普及のためには、一般ユーザが質の高い映像ソフトウェアを作成するための支援機構が欠かせない。例えば、文書作成時における文法、文体の自動チェックや書式のテンプレートなどのような機構である。映像ソフト作成時において同様の機構を実現するには、映像ソフトの様式(「スタイル」)が定義されていなければならない。ところが、その「スタイル」は、画像の内容、構成方法、作品の対象などさまざまな要素より変化し、しかも、製作者の感性や経験に依存する点が多いため、十分に明らかにされているとはいい難い。一般に、映像ソフトは基本的な画像の単位、「カット」によって構成されている。カット継続時間(カット長)は、映像ソフトの「スタイル」の重要な一要素であると考えられる。例えば、アマチュアが撮影したビデオ作品は、だらだらとした印象を与えるが、これは多くのカットの継続時間が長過ぎるためであることが多い。逆に、市販のビデオソフトの多くは、「スタイル」に沿って製作されていると考えられる。筆者らは、映像ソフトの「スタイル」の推定を行なうため、市販映像ソフトに対するカット継続時間収集・分析システムを構築し、分析を進めてきた。本稿では、前回の報告以降に追加したサンプルに対する分析実験、分析結果およびそれらより導かれた推定結果について示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
-
小野 定康
NTT未来ねっと研究所
-
古川 功
日本電信電話株式会社ntt未来ねっと研究所
-
柏渕 和信
NTT光ネットワークシステム研究所
-
柏渕 和信
NTT伝送システム研究所
-
古川 功
NTT伝送システム研究所
-
小野 定康
NTT伝送システム研究所
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