ノイズシェーピング・ダイナミック・エレメント・マッチング法
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概要
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D/A変換器の精度は一般に素子精度の影響を直接受けるため、従来よりこれを改善する方法が考えられてきた。その一つとしてダイナミック・エレメント・マッチング法(DEM)がある[1]。この方法では、各々の変換においてすべてのセルを均等に用いることにより、素子精度の影響を排除している。また、複数回の変換でセルを均等に用いる"random averaging method"(RA)[2]や"individual level averaging approach"(ILA)[3]がある。また、谷らは[3]は1次のノイズシェーピングであることを示した[4]。さらに、[5]では高次のノイズシェーピング特性を持ったダイナミック・エレメント・マッチング法を提案している。本稿では、上に述べた従来方法を統一的に扱う試みとして、ノイズシェーピング・ダイナミック・エレメント・マッチング法(NSDEM)を提案する。さらに、従来方法はNSDEMのサブセットであることを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
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