アナログフィルタ特性への要求を緩和したπ/4シフトQPSK信号発生器
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概要
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PHS等携帯端末の小型, 高精度化, 低消費電力化は重要な課題である.本論文では, これを実現する方法として, アナログFIRフィルタを用いたπ/4シフトQPSK信号発生器を提案する.提案する方法では, 相対素子ばらつきの影響の少ないアナログFIRフィルタを用い, 隣接チャネル雑音を減衰させ, 連続時間系LPF特性への要求特性を大幅に緩和させる.更に, ROMデータをあらかじめ逆特性で補正することにより, アナログFIRフィルタによる変調精度劣化を改善した.これらにより, 後置される連続時間系LPFの消費電力も低減させることが可能となった.試作チップでは, 変調精度1.8%以下, 隣接チャネル(600kHz)漏洩電力-60dBc以下, 消費電流17mA, チップサイズ2.1mm×2.0mmであった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-03-25
著者
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