動画像中の動物体の抽出方法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
複数のカメラを離散配置して広域を監視する分散監視システムでは、カメラの映像から、動物体を抽出することが必要である。開発中のシステムでは、動物体の足下位置から実空間内の動物体位置を算出する。このため、動物体を分断することなく一つの動領域として抽出することが必要となる。このため、フレーム間差分を用いて抽出した複数の結果を累積する累積差分方式を検討し、それに適した2値化方式を提案した。この方式には、個々のフレーム間差分だけでは、動きが小さいために、一つの動物体として抽出できなかった動物体を、抽出できる利点がある。しかし、累積数を固定としたため、動物体の動きが大きい場合、動物体の周辺部まで抽出する欠点がある。本稿では、この欠点を解消するため、動ベクトルを用いて、累積数を制御する方式を提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-18
著者
-
中 基孫
松下技研(株)ヒューマンインタフェース研究所
-
森 真人
東京電力(株)技術開発本部システム研究所
-
水澤 和史
松下技研(株)情報・ネットワーク研究所
-
森 真人
東京電力株式会社システム研究所
-
藤岡 利和
松下技研(株)画像情報研究所
-
田中 武久
松下技研(株)情報・ネットワーク研究所
-
北村 健児
松下技研(株)
-
藤岡 利和
松下技研(株)情報・ネットワーク研究所
関連論文
- 赤外画像からの人体抽出処理
- 環境の変化に適応するニューラルネットワークモデルに関する検討
- 2)ニューラルネットの空調機器への応用(コンシューマエレクトロニクス研究会)
- 環境適応型のパターン分類ニューラルネット
- 12)カラー情報伝送装置の開発(画像通信システム研究会)
- カラー情報伝送装置の開発
- 1)部分領域ごとの共通色に注目したシーンチェンジ検出方式の検討([映像表現研究会 画像応用研究会]合同)
- 部分領域ごとの共通色に注目したシーンチェンジ検出方式の検討 : 映像表現 : 画像応用
- 背景情報を用いた画像同定法に関する検討 : 画像通信システム
- 背景情報を用いた画像同定法に関する検討
- 形状特徴を用いたテンプレートマッチング法による複数移動物体の実時間追跡
- 複数映像統合処理のオブジェクト指向による実装
- 分散監視システムにおける動物体モデルの更新
- 動画像中の動物体の抽出方法
- 時系列2値画像累積による動物体追跡ための形状パターン抽出方法
- 分散監視システム : 複数映像情報の統合方式
- 分散監視システム : 対象領域のラベリング方法
- 分散監視システム : 動領域の抽出方法
- 分散監視システム : 対象領域のトレース方法
- LVQを前処理として用いたバックプロパゲーション学習の改良法
- 7)背景情報を用いた画像同定法に関する検討(画像通信システム研究会)
- ワイヤレスITVシステムの開発
- 可搬型無線画像伝送システムの開発
- 複数映像情報統合による走行車両検出の基礎検討
- MPEG2画像伝送システムの開発
- 分散監視シミュレーションシステムの開発
- 分散型映像監視システム--リアルタイム映像監視システムと色情報を中心とした統合処理方法 (特集:画像処理・認識技術)
- 分散監視による対象トレース
- ITS用画像処理/認識技術 (特集/ITS)