背景情報を用いた画像同定法に関する検討

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概要

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大規模な発変電所を効率的に監視するため、分散配置したカメラ画像を解析し統合する事で、監視区域全体の大域的な情報を把握する分散監視システムの研究を行っている。このシステムの実現には、各処理プロセス間の協調動作による柔軟な解析・制御で対象の同定を行い、監視画像の情報を仮想的な空間に統合する必要がある。そこで、本稿では同定対象を背景画像まで含んだ領域として切り出し、単位ブロック毎に抽出した色、動き、テクスチャ等の特徴パラメーターを用いてニューラルネットで判定を行う画像同定法を提案する。シミュレーションの結果、異なる分類の対象に対して高い認識率を得ることができ、画像同定法として有望であることが確認できた。
1994-09-21

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