生物的災厄対応系(1) : 養生準備系,老化・寿命対応系

概要

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人間の機能に近似した,それと整合のとれた人工ジスチムについて,従来の線路・回路工学系を背景に考えている。人間の機能として,情報的感性対応系が考えられるが,その基礎系に,生物的対応系がある。人間の立場から見れば,システムは,生生システムであるべきである。生を生するシステムとしては,活性系と厚生系との相補的系を考える必要がある。今回は,厚生的系,特に生物的災厄対応系を考える。そこで,従来,代謝システムや,味覚(痛覚)系や,ハイバーホスピタル系に関連したことがらについてしらべて来た。今回は,システム全体や,その構成要素の細胞的システムの,特性について,その境界条件としての,生物的個体の寿命,老化等の,生物的(生命力的)規模の問題を考える。又,遺伝等の与えられた条件下での,生生システムの為の,準備系としての,養生的システムについて考える。医学,農学等の生物的問題解決の進化過程とは,一応,独立しての(ある意味では,より広い),生物的災厄と,その対応システムについて,その基礎系について考える。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18