機械翻訳実習授業による言語観の獲得 : 翻訳システムのチューンアップを通して自己の脳内言語活動を分析する(<特集>第二言語の教育と学習)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本発表者(柴田)は、現在まで13年間、大学の情報処理センターの実習室を利用して機械翻訳システムを学生にチューンアップさせる授業を行ってきた。これは、第2言語(英語)を第1言語(母国語=日本語)に翻訳させるための語彙的、文法的、語用論的データをコンピュータに蓄積させてゆくという作業である。学生は自分で選んで来た英語の例文集を、システムが正しい日本語訳文を出力するようにチューンアップしてゆく。授業アンケートに依れば、多くの学生が、「人間が言語を操ると言うことは、脳内でこんなにも複雑なデータ操作をしているのか」という事を発見してカルチャーショックを受けている。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-11-28
著者
関連論文
- 因果律の無い世界に生きる新人類の登場 : 青少年の認知に何が起きているのか(福祉と知能・情動・認知障害,福祉と音声処理,一般)
- 高度情報化社会におけるPISA型リテラシー教育の意味 (数学教師に必要な数学能力に関する研究)
- 英和機械翻訳で使用する「関係詞」属性と英語単文の機械翻訳の関係 : 関係詞を含まない英文の文法的な特性(テキスト評価とリーダビリティ)
- 因果律の無い世界に生きる新人類の登場 : 青少年の認知に何が起きているのか(福祉と知能・情動・認知障害,福祉と音声処理,一般)
- 因果律の無い世界に生きる新人類の登場 : 青少年の認知に何が起きているのか(福祉と知能・情動・認知障害,福祉と音声処理,一般)
- 意味類型構築のための文接続表現の体系化
- 等価的類推思考の原理による機械翻訳方式
- (1)研究科特別経費(研究科分タイプI)研究成果報告 : 計算機を利用した自然言語処理と幾何学の研究
- 学力の国際比較(PISA)は本当は何を比較したのか? : 日本人と西洋人の思考と言語の根本的相違点(言語とコーパス,思考と言語一般)
- 英和機械翻訳における文脈依存性 I-5