高濃度Nd:YAGセラミックレーザーの熱複屈折効果(量子光学,非線形光学,超高速現象,レーザ基礎,及び一般)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
Nd:YAGセラミックレーザーの熱複屈折効果を,独自に開発した手法を用いて高精度に測定したNd濃度が同じとき,セラミックスにおける熱複屈折誘起デポラリゼーションは単結晶(111)面とほぼ等しくなることがわかった。また,レーザー非発振時にはNd濃度が増加するに従い濃度消光による非輻射遷移が支配的となって熱複屈折は増大するが,レーザー発振すると誘導放出によって非発光過程が抑制され熱負荷が減少するためにデポラリゼーションは非発振時の1/3に低減した。さらに,従来の808nm励起に対し885 nm帯の直接励起方式を用いた場合には熱発生が本質的に小さくなり,デポラリゼーションおよび熱負荷が30%低減することを実験的に初めて明らかにした。
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-05-21

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク