LD励起Yb:YAGレーザのカーレンズ媒質を用いたモード同期(量子光学,非線形光学,超高速現象,レーザ基礎,及び一般)
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概要
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小型、高効率、高安定な超短パルスレーザの実現を目指して、LD励起Yb:YAGレーザのモード同期動作を行った。従来の超短パルス固体レーザでは、利得媒質のカーレンズ効果によりモード同期動作が行われてきた。これに対し、本研究ではレーザ共振器内に非線形ガラスを挿入することにより、カーレンズ媒質と利得媒質を分離したモード同期発振器の開発を行った。利得媒質の最適化とカー媒質の最適化をそれぞれ独立に行うことができるために、高効率化と高安定化の両立が可能である。非線形ガラスとSESAMを併用したとき、フーリエ変換限界を仮定するとパルス幅550 fs,繰返し周波数74 MHz、平均出力45 mWの特性が得られた。また、非線形ガラスのみを用いたカーレンズモード同期動作も確認された。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-05-21
著者
-
小林 喬郎
福井大学工学部
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小林 喬郎
福井大学大学院 工学研究科
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松原 伸一
福井大学大学院工学研究科
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川戸 栄
福井大学大学院工学研究科
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松原 伸一
福井大学工学部
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高御堂 哲司
福井大学工学部
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川戸 栄
福井大学工学部
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松原 伸一
理科学研究所播磨
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川戸 栄
理研
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川戸 栄
福井大学工学研究科:理科学研究所播磨:福井大学生命科学複合領域教育研究センター
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川戸 栄
福井大学工学研究科
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小林 喬郎
福井大学工学研究科
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