単電子トンネリングと分子デバイスへの応用の可能性
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概要
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単電子トンネル現象と単電子トランジスタの原理を概説した。単電子トランジスタを構成する要素として分子が適切な候補であることを指摘し、分子レベルの単電子トンネルデバイスのアイデアを示した。また、原子、分子の機械的な動きによってオンーオフする、アトムリレートランジスタ(ART)を提案し、シミュレーションによるスイッチング特性の計算例を示した。また、このARTは限界寸法(100nm)の半導体デバイスよりも3桁高速、高集積化でき、0.2mm角のスーパーコンピュータを実現できる可能性がある。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-03-18
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