カーボンブラック・樹脂系厚膜複合体の導電特性と誘電特性

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概要

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本報告は数十μm厚さでかつ静電塗装により形成された厚膜試料を対象として、CBの充填に伴う導電特性と誘電特性を調べたものである。その結果、CBの充填に伴う抵抗率の変化の仕方は、CBとポリエテレンの混練後にプレス成形により作成された比較的厚い試料と同じ結論が導けたことを報告する。また、パーコレーション閾値 (P_c) 以下の電気伝導機構がトンネル伝導機構である場合、誘電特性がいかなる観点から整理ができるのか検討を進めた。その結果、対称有効媒質近似理論から、複合体の誘電特性が説明できることを述べる。
1997-11-21

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