HMM-SMハイブリッド音声認識のための信頼度の検討

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概要

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本報告では,HMMを補完する形で,部分空間法(以下SM(Subspace-Method)と呼ぶ)を単語信頼度の再推定に適用する方法を提案する。提案手法では,最初にHMM分類器で上位N位の単語候補と,候補単語内の全音素境界を求める。次に,SM識別器で音素ベクトル系列と,全音素の固有ベクトル群間で類似度を計算する。最後に,音素発話区間の音響的特性の違いを反映させた類似度→尤度変換(正規化処理)を行うと共に,HMM分類器による尤度を併用して信頼度を評価する。孤立単語認識実験において,標準的なHMMでの単語誤認識率4.7%に対して,提案手法は誤認識率を2.0%と大幅に削減することを確認した。また,未知語を含む単語認識実験において,手案手法はリジェクト性能を等誤り率で9.0%から6.5%に改善した。
2002-06-20

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