VoyagerによるPCクラスタ上の階層型並列分散配置処理について
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概要
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論理VLSIチップのレイアウト設計問題におけるセル配置問題を対象として, ランダマイズドアルゴリズムに基づく階層型並列分散処理を開発した.これをJava言語を用いて実装し, 特に並列分散処理を実現するためにVoyagerを使用してその実用性を検討した.本稿では, まず1台のワークステーションによりセル配置問題自体がどの程度高速化されるかをシミュレーションによって求めた結果について述べる.続いて, 実際のPCクラスタ上にVoyagerによる階層型並列分散処理を実装して, その機能実現を確認した.未だ高速化を評価できる段階ではないが, ベンチマークデータを対象とした実際の処理において通信時間がどの程度になるかを定量的に評価すると同時に, 通信における問題点を明らかにした.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-01-05
著者
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