電子系DAに於いて部品配置を同時に行う概略配線問題の定式化について
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概要
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電子系レイアウトD A (Design Automation)の1処理であるフロアプラン問題を対象とした超大規模組合せ最適化問題を取り扱う。フロアプラン処理では部品間の概略配線径路と部品の配置を同時に決定する必要がある。ここで概略配線経路とは、レイアウト領域全体を小領域に分割し、部品の端子間を結合する配線経路を概略経路、即ち小領域の系列、として求める問題である。目的関数は、配線経路長の合計最小化、レイアウト領域面積最小化、電気的特性最適化、等である。本稿では特に部品の相対配置を入力として、それをもとに概略配線経路を決定し、同時に部品の絶対配置をも決定する問題を目標計画問題として定式化する。目的関数は配線径路長の合計最小化、レイアウト領域面積最小化、とした。まず概略配線問題を平面多種フロー問題として定式化する。次にレイアウト領域サイズの推定式を求め、それらを平面多種フロー問題に追加して目標計画問題とする。実際のフロアプラン問題を対象としてこの目標計画問題の規模のオーダを推定した。その結果、変数の個数10^6個、制約行列サイズ(10^5、10^6)であった。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-01-22
著者
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