準定型情報通信における信号積分 : 積分限界の検討
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概要
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移動体の航跡等を監視する準定型情報通信システムでは、高い相関をもつ信号フレームのデータ同士の積分によって受信品質が向上し、ひいては距離性能の改善が期待できる。しかし、移動体の位置変化に対して実行できる積分回数の上限には限界がある。この限界について移動体の速度に対する積分回数を選定するアルゴリズムを導出し、シミュレーションによってその効果を評価した。一例として、システム許容誤差=32m、SNR(Signal to noise ratio)=6dB、移動体速度=3m/sのときの積分回数の上限は8回で、そのときの検出確率が16%改善することができることがわかった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-11-22
著者
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