受診信号の位相差を近似した場合の誤差に着目した到来方向推定
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概要
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遠距離音場での測定では,マイクロホン間隔を均等にして配置したマイクロホンアレーにおいて,各マイクロホンに到来する音波の遅延時間は一定値になるが,近距離音場の測定においては一定値にならない.そこでMUSICアルゴリズムを近距離音場に適用した場合,受信信号に対する位相差を考慮し,ステアリングベクトルを構成する必要がある.本研究では受信信号における各マイクロホンの位相差を,Taylor展開を用いて近似してステアリングベクトルを構成し,その近似次数に着目して推定する到来方向の誤差を検討した.また,マイクロホンアレーに対して基準マイクロホンの設定に着目して推定する到来方向の誤差を検討した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-10-21
著者
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